《生産者について》
ヴーヴ・クリコはシャンパンの老舗メーカーのひとつ。夫を亡くしたマダム・クリコが、1810年に社名を「ヴーヴ・クリコ・ポンサルダン」に替えて以来、この名前が残っています。
シャンパンの澱(おり)を瓶口に寄せるためのピュピトル(動瓶台)を開発した人物が彼女。現在、透明なシャンパンが飲めるのは、マダム・クリコのおかげです。かつてロシア向けの輸出で大成功。現在では年産900万本の大手メーカーです。
《このシャンパンについて》
この「ホワイト・ラベル」は仕上げの甘味調整の際、通常の「ブリュット」に比べて多くの糖分が加えられた「ドゥミ・セック」に分類される味わいです。その糖度は45g/L。例えるならアクエリアスくらいなので、ジュースのような甘さではなくもっと上品です。
スパークリングワインの販売量全体では、圧倒的に辛口が人気です。ワインの何を飲むかにおいてスパークリングワインを選択するときは、「シュワシュワしたものを飲んでスッキルしたい」という気分のときが多いからでしょう。そういう気分には辛口が向いています。
一方でクリーミーな泡に乗って広がる優しい甘みは、癒しの味わいです。機嫌が悪かったり落ち込んでいたり、なんとなく疲れていたり・・・そういった弱った心を優しく包んでくれるようなほっとする味わいなのです。
「スパークリングワインは辛口」という固定概念を取り払って、ぜひ気分で使い分けてください。
Veuve Clicot White Label Demi Sec