《「カヴァ」とは?》
シャンパンがフランスを代表するスパークリングワインであるように、スペインを代表するスパークリングワインが「カヴァ CAVA」です。
製法の名前であり地域の名前ではありません。バルセロナ近郊の「ペネデス」という産地で大半がつくられてはいますが、リオハなど遠く離れた産地でつくられる「カヴァ」もあります。
カヴァは「マカベオ」「チャレッロ」「パレリャーダ」というブドウが中心につかわれ、このワインも基本3種のブレンド。ただ、シャンパンのようにシャルドネやピノ・ノワールも使用することができます。
必ず瓶内2次発酵というシャンパンと同様の製法でつくります。白ワインを1本1本ボトルに詰めて酵母と糖分を加え、冷暗所で長時間の2次発酵を行う。カヴァでは2次発酵が9か月以上という決まりがあります。時間も手間もかかる手法なのです。
《晩酌にカヴァがいい理由》
瓶内2次発酵によってゆっくりと泡がワインに溶け込むと、抜栓して泡が立ち抜けていくのもゆっくりです。なので泡持ちがいいんです。シャンパンストッパーで栓をしておけば、2、3日くらいならシュワシュワをキープできます。
だからこそ、翌日も仕事という日、平日の晩酌にいい。1本飲み切る必要がありません。
通常1000円くらいのスパークリングワインには、シャルマ方式というより低コストな製法が用いられます。それだと泡の抜けが早いんです。
1000円台から非常にたくさんの銘柄が手に入り、翌日に残しておける。その点でカヴァは平日の晩酌に向いています。
《生産者について》
スマロッカはペネデスに500haの畑を持つ大規模ワイナリー。自社畑のみからワインをつくっており、栽培から醸造・瓶詰に至るまで一貫した品質管理を行っています。
1983年設立と歴史が浅い分、最新の設備から手ごろなワインを安定してつくっています。
「ブジョニス」はスマロッカがつくるカヴァの中で最もお手頃なエントリークラス。特別感のない普段の家飲みにピッタリです。
Sumarroca Bujonis Cava Brut