ワインは器によって驚くほど味わいを変える飲み物。
それはワインとって香りがとても大切だからです。

ワイングラスの選び方のポイントは主に3つです。

形状 適したワイン
薄さ≒価格、丈夫さ
デザイン

ワインに適したグラスの形がある


ワイングラスの形は様々ですが、大きく次の4つに分けられます。
それはワインの種類によって最適な形が異なるからです。
適したグラスを使うことが、より美味しくワインを飲むコツです。

ボルドーグラス


その名の通り、フランス・ボルドー産の赤ワインに適したグラスです。
縦に長い楕円形で容量は450cc~800ccほど。
ブルゴーニュグラスに適したもの以外の赤ワインで、およそ2000円以上のものに幅広く使えます。

白ワイングラス




小ぶりなボルドーグラスは白ワインに幅広く使えます。
容量は300cc~450ccほど。
他にも2000円以下の手ごろな赤ワインや、シャンパンなどに使えます。


ブルゴーニュグラス



ピノ・ノワールグラスとも呼びます。
香りのボリュームがあり酸味の強いブルゴーニュの赤ワインに向いたグラスです。
容量は600cc~1000ccほど。
世界中のピノ・ノワールを飲むのに最適なグラスであり、他に高級なシャルドネにも使えます。

フルートグラス、シャンパングラス



細長い形で直径の小さなグラスです。
容量は150cc~250ccほど。やや大きめのグラスは「シャンパングラス」と呼ばれます。
手ごろなスパークリングワインを飲むのに適しており、立ち上る泡が美しく映えます。

どうしてワイングラスは大きいの?


フルートグラスを除いて、ワイングラスに注ぐ液量は多くてグラスの1/3です。
これはグラス内にワインの香りを溜めてはっきりと感じ取れるようにするためです。


ですので300cc以下のワイングラスは使い物になりません。
100均やホームセンターなどで安物が売られていますが、買ってはいけません。
安物買いの銭失いになってしまいます。

一方で大きければいいというものではありません。
ワイン自体にそれほど香りのボリュームがないのに、700ccくらいの大きなグラスを用いてしまうと、香りがしなくなります。
簡単に申しますと、手ごろなワインには小さなグラス、高級ワインには大きなグラスが適しています。

時折、脚のないグラス、ステムレスのグラスがあります。
ステムはグラスを持った際に手の熱が伝わらないようにという意図があります。

ステムレスのグラスはワインが温まりやすいというデメリットがあります。
しかし安定性もよく収納スペースも少なくて済むので使いやすいです。
気に入ったものが見つかったなら、使ってみてもいいでしょう。

薄さ≒価格、丈夫さ


ワインは薄いグラスで飲むほど、繊細な味わいに、美味しく感じます。
しかし薄いグラスは当然高い。
薄く軽いハンドメイドのグラスは、マシンメイドに比べて割高。1万円を超えるようなものもあります。

また、薄さは丈夫さとトレードオフ。

いいグラスでワインを飲んだ夜は、水につけておいて洗うのは明日にするのがいいでしょう。

デザイン

これは好みでOK。
お気に入りのグラスがあるだけで、食卓がおしゃれになった気がしませんか?


1種類だけ用意するならどれがおすすめ?

ワイン愛好家なら家に3,4種類、ひょっとしたらそれ以上のグラスをそろえて使い分けるもの。
しかしいきなりいろいろ揃えるのはお金がかかっちゃう。

まず1種類だけグラスを購入するなら白ワイングラスがおすすめ。
最も「適さないワイン」が少ないグラスだからです。

来客用や予備を含めて低価格な白ワイングラスを6脚。
それをベースに自分の好みのワインが分かってきたら、それに適した高級なグラスを買い足していく。
そうしてお家ワイン用グラスを充実させるのがおすすめです。

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