《生産者について》
ボルドーの中でもとりわけ高額で取引されるワインとして有名なポムロール地区の「シャトー・ペトリュス」。その最高醸造責任者を44年間も務めたジャン・グロード・ベルエ氏がこのワインをつくります。もうそれだけで数万円してもおかしくないのに、この価格で味わえるのは非常に良心的!
このワインは2019年がファーストヴィンテージ。サン・テミリオンに最近購入した4haの畑からつくります。平均樹齢は45年と高いもの。内部をコーティングしていないコンクリートタンクを使うなど、ペトリュスと同じ醸造法を取り入れています。
《このワインについて》
美しいエチケットは日本人になじみのある桜。これは単なるデザインではありません。
ベルエ家のルーツをたどればフランスとスペインの国境近くにあるイチャスー村だそうで、そこはサクランボの生産地なんだとか。そのオマージュとしてこのエチケットを採用したそうです。
適度にメントールのような清涼感のあるレッドベリーやダークベリーのアロマ。上質なメルローらしいしなやかなタンニンを持ち、包み込むような口当たりが魅力。このあたりはさすがペトリュスの醸造技術といったところでしょう。
Chateau Hyon la Fleur