《生産者について》
モーゼル地方の中でも、割と手ごろかつ人気の高い畑である「ピースポーター・ゴールドトレプヒェン」。「黄金の雫」という意味の印象に残りやすい畑名であること、うっとりするほど甘美な味わいが人々を魅了しているのでしょう。
そのピースポーターの生産者として特に昔から知名度が高いのが、トリアー事前連合協会です。現在の形になったところは1794年。慈善院・養老院・福祉院がまとめられて今の形になりました。
エチケットに描かれるのは聖ヤコブ。スペイン・ガリシア地方のサンチャゴ・デ・コンポステーラ巡礼のシンボルです。トリアーがもともと巡礼者のための病院だったことに因んでいるのでしょう。
《このワインについて》
収穫時のブドウ糖度はさほど高くない「カビネット」クラス。ゆえにワインは口当たりは軽快です。
レモンやハチミツのような上品で親しみやすい香り。素晴らしく透明感のある甘味はまさに「黄金の雫」。
ハッキリと甘口ではあるもののさっぱりとした味わいは、思いのほか和食にも合うんです。みりんをつかってやさしい甘さのある煮込み料理などの旨味を引き立ててくれるのです。
Piesporter Goldtropfchen Riesling Kabinett Vereinigte Hospitien Trier