ワインの楽しみ方ガイド

友人・同僚と楽しいお花見におすすめワイン

2020年3月9日

花見。それは春の風物詩。
ちょうど年度の終わりと始まりの時期であり、桜が散るころには待ちゆく人の装いも変わっているもの。
桜は季節の変わり目の象徴でもあります。
 
 
花見といえば、友人や会社の同僚と集まってワイワイ楽しむ宴の場。
2020年の春は新型コロナウイルスの流行で例年のようには楽しめないかもしれません。
 
でも開放的な屋外なら、室内よりはリスクが低い。
混雑する人気の花見スポットではなく、ちょっと寂れた近所の小さな公園で、少人数で楽しむのはいかがでしょうか。
 
もしくは桜の木を見て楽しんだ後、食事は自宅で。
せっかくなので桜ラベルのワインでお花見気分を盛り上げましょう
 

お花見の由来

 
花見の起源は、奈良時代の貴族の行事だと言われています。
奈良時代末期に編纂された『万葉集』にも、花見に因んだ歌がいくつも収められています。
 
しかし、この時期「花見」といえば梅の花。
 
 
平安時代には「花」といえば「桜」のこと、と変わってきたようです。
 
 
日本で植えられている桜の品種は、主にソメイヨシノ
開花からわずか2週間程度で散ってしまうその姿を、人の儚さになぞらえられてきました。
 
 
鎌倉・室町時代には花見の風習が武士階級に広がります
吉田兼好の『徒然草』における記述は、うっすらと学生時代の授業を思い出すのではないでしょうか。
花見の席におけるマナーの悪い人への愚痴は、700年の時を経て現代まで続いています。
 
庶民も花見を楽しむようになったと言われるのが江戸時代
そのころには格式高い寺社に庶民が入らぬよう、「花見スポット」が整備されたり、花見客が落とすお金を見込んで商売をしたりということも行われていったとのこと。
 
 
そして現代。
4月の第1、第2の週末は、「桜の名所」と呼ばれる公園は花見を楽しむ人で埋め尽くされます。
 
 

2020年の開花予報

 
日本気象株式会社によると、2020年の桜の開花日は下記の通り。
 
 
都市
開花予想日
満開予想日
鹿児島
3/31頃
4/11頃
福岡
3/19頃
3/29頃
高知
3/19頃
3/26頃
広島
3/19頃
3/29頃
和歌山
3/21頃
3/30頃
大阪
3/22頃
3/30頃
京都
3/19頃
3/28頃
名古屋
3/18頃
3/28頃
長野
4/2頃
4/9頃
金沢
3/25頃
4/1頃
東京
3/15頃
3/23頃
仙台
3/31頃
4/6頃
青森
4/19頃
4/24頃
札幌
4/30頃
5/4頃
 
異常なほど暖かかった今シーズンの冬。
そのためか、全国的に開花日は例年より早い予報です。
特に東京は驚くほど早いですね。
 
葡萄畑ココスのある大阪では、花見をするなら3月28、29日の週末か、翌週の4月4、5日かが悩ましいところ。
もし会社のレクリエーションとして行うなら「新人さんの歓迎会も兼ねて」と考えるのが心情でしょうが、今年はコロナウイルスの影響でどうなることやら・・・
 
 
急に花見することが決まったり、友人からお誘いが入ったりしてもいいように、今のうちに飲みたいワインに目星をつけておきましょう
 
 

お花見にピッタリ!おすすめ桜ワイン

 
「たくさんの人と桜の木の下で」といかないかもしれないのが、2020年のお花見。
だからこそ、いつもの家の食卓にも彩りを添える桜ラベルが重要!
 
また、桜の季節に盛り上がるのが、桜色のロゼワイン
個人的には「この季節しかロゼを飲まないのはもったいない。ロゼワインは1年中おいしい!」と考えている筆者。
普段は赤と白しか飲まない方のワインの世界が広がるきっかけになればうれしいです。
 

サクラ ラベル ベッカー プティ ロゼ 2018

フランスのアルザス地方にもほど近い、ドイツのファルツ地方。そのシュヴァイゲン村にこのフリードリッヒ・ベッカー醸造所はあります。
このきつねとブドウの木のエチケットの由来は、こちらのページでご紹介している通り
 
 
そのベッカーさんの元家飲みワイン、輸入元の社長様が3年通ってようやく輸入にこぎつけたプティ・ロゼです。
5年ほど前、ベッカーさん公認のもと春の季節だけ桜のシールを貼って出荷したところ大盛況。
初年度は「シールを貼るのが間に合わず、出荷に日にち頂きます。」「来年はシールを貼るアルバイトを雇わないと」なんてことになったとか。
 
2018年はヨーロッパ各地で近年にないグッドヴィンテージとなりました。
ファルツもまたしかり。
例年になくシュペートブルグンダー(ピノ・ノワール)比率の高い、素晴らしい出来栄えです。
 
 

クアトロ メセス サクラ 2018 フアンヒル

スペインの人気生産者、ファンヒルがつくる売れ筋のリッチな赤ワイン

ファンヒルは、手ごろな価格ながら素晴らしい凝縮感となめらかな口当たりが魅力。「シルバーラベル」なども人気です。

輸入元の営業様曰く「ワインがお客様を呼んできてくれる。だから勝手に売れていく手のかからないワイン」だそうです。
 
「クアトロ・メセス」とは「4か月」樽熟成していることを表す、ファンヒルのバリューライン。
このサクララベルは桜の季節限定リリースです!
 

サクラ シラーズ 2017 ウインダウリー エステイト

美しいサクララベルは、オーストラリア、カウラの地に植えられた日豪友好の桜の木にちなんで。
 
輸入元様の資料より引用します。
「何故、桜、Sakura Shirazなのか」
このウインダウリ・エステート社の桜ラベルにはニューサウスウェールズ州・カウラ地区の深い歴史と関わっています。

1944年、第二次世界大戦中カウラの地で捕虜になっていた日本兵約1000人余りが大脱走を企て200名以上もの死者を出した事件がありました。カウラの人々は事件で命を落としてしまった日本兵を手厚く葬り、日本との友好関係を深めるために本格的な日本庭園や日本文化センターを作りました。さらには日本人墓地から日本庭園までの5kmの間に約2000本の桜を植え、毎年桜祭り(10月頃)が行われるようになったのです。

国際理解を象徴する並木道としての桜。この桜をモチーフにしたのがウッドブロック・サクラ シラーズのラベルです。

■カウラの大脱走
1944年8月5日、午前1時55分、シドニーの西約320キロに位置するカウラ戦争捕虜収容所で、1104人の日本人捕虜が一斉に蜂起、脱走を企てるという事件がありました。

脱走当時、捕虜たちが手にしていたものは、野球のバット、そのへんで拾った木の棒、それに食事のときに配られたフォークやナイフなど。ほぼ丸腰に等しい、まさしく捨て身の脱走でした。自分たちのハット(捕虜の宿舎)にみずから火を放ち、「デテクルテキハ、ミナミナコロセ」の突撃ラッパに続いて総決起した彼らの胸中には、生きてこの地上に残る意思など最初からなかったのです。「生きるためではなく、死ぬための脱走。」― それこそが、カウラ事件という世界でも前例を見ない捕虜脱走事件の底に流れるテーマだったのかも知れません。

カウラ事件を考えるとき、一種の呪文のように繰り返される言葉に「生きて虜囚の辱めを受けず」というものがあります。これは、A級戦犯として戦後絞首刑にされた陸軍大将・東条英機が唱えた「戦陣訓」の一説で、その意味するところは、捕虜になることはこの上もない恥辱だから、敵につかまるぐらいなら自決しろという、大変厳しいものです。
戦後世代には到底理解できないムチャクチャな教えですが、戦時教育を受けた日本軍人にとって、この言葉の持つ神通力と拘束力は、ほとんどカルト宗教と言っても良いほど強固なものだったようです。
カウラ収容所の日本人捕虜たちは、三度三度の美味しい食事を与えられ、強制労働が課せられることもなく、それどころか学芸会や相撲大会、野球の試合などリクレーションの時間さえふんだんに与えられていました。病気になれば即刻治療してもらえるという待遇を与えられていながら、捕虜という身分から脱走したい一心から、彼らは大脱走を実行したのです。
暴動の結果は、日本側の死者231人、負傷者108人、成功者ゼロ。オーストラリア側の死者4人。
史上最大の捕虜脱走事件は、オーストラリアと日本の両国政府によって長く隠蔽され続け、事件が公式に語られるようになったのは、事件から40年も経った1984年のことでした。そしてこの事件の裏側には、日本人のメンタリティーを考える上で最も本質的な何かが潜んでいるように思えてならないのです。

 
 
非常にパワフルなフルボディで、完熟ベリーの風味の中に、シラーズらしいコショウの風味を感じます。
ただ濃いだけでなくストラクチャーがしっかりとしており、味わいに立体感があります。
 
この時期だけしか飲まないのはもったいないほどのクオリティ―です。
 
このワインは、なんなら今年飲まなくても大丈夫。
セラーで寝かせるなら2年3年と深みを増すので、飲むタイミングを逃してしまっても3年後、5年後の桜を楽しみに待つのもありです!
 
 

蝶 大阪メルロー ロゼ 2017 仲村わいん工房

日本ワイン愛好家を惹きつけてやまない仲村わいん工房がつくるロゼワイン。
 
栽培から醸造、瓶詰に至るまで、並々ならぬ情熱を傾けている、少量生産だからこそできる手作業。
そのため仲村わいん工房のものはみな、一口飲んだ時の果実感が非常にリッチ。
これは日本ワインではまだなかなか難しいことです。
 
だからといって暑さを感じる凝縮感ともまた違う。
言葉にするのは非常に難しいんですが、味わいの重心が高いんです。
 
どこかミツバチが蜜をもとめて花畑をいったりきたりするような。
 
軽快で楽しくなるような飲み口は、日本ワインのイメージを覆すかも!?
 

モンテ ディ ロアリ バルドリーノ キアレット 2018

手ごろな価格の自然派ロゼワイン
 
ステファノとアレシア夫妻が夫婦2人3脚で取り組んでいるワイナリー。
ビオディナミを学んだ妻アレシアが中心となり、畑を囲む生態系・自然を大切に守っています。
その一環として、敷地内にある樫林をそのままにしたり、ブドウの畝の間に菜の花やソラマメといった14種類の草花を植えています。
 
平均収量は56hl/haと、この価格帯のワインとしては異例の少なさ。
 
醸造にはオーク樽よりもアンフォラや卵型のセメントタンクを用います。
そのためか、ロゼワインの中では色はややオレンジがかった雰囲気。
 
 
重心の低いしっとりとした味わいで、口に含むとしっかりとコクを感じます。
ローストビーフや生ハムとクリームチーズなど、お肉の冷菜に合いそう!
 
 

キムラ セラーズ マールボロ ドライ リースリング 2019

ニュージーランドで活躍する木村さんが、リースリングを初リリース!
 
当店でもたびたびおすすめワインとして取り上げるキムラセラーズ。
昨年当店にいらっしゃった際に、これからやってみたい品種として挙げていたもののひとつ、リースリングがリリースとなりました。
 
エチケットにはNZの象徴であるシダの新芽と、日本にちなんだ桜の花びらが描かれています。
シダの新芽は「新しいはじまり」「成長」「調和」を表しています。
 
「NZの地に日本人が作るワインが調和し、さらに成長していけるように。」
木村さんがそんな思いを込めて採用したエチケットにちなんで
新しく入ったこの人たちが調和して、会社がより成長していけるように
 
新人歓迎のお花見で飲むワインには、そんな願いを込めてみるのはいかがでしょうか。
 
 
 
2020年は始まりからコロナウイルスの暗い話題で持ち切り。
でも必ず乗り越えられる。
そのあとは、経済的なダメージを回復すべくがんばっていかないと。
 
サクララベルの素敵なワインたちが、そのエネルギーのための一助となることを願って。
 

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